2023-01-01から1年間の記事一覧

武器としての・・・(完)

「武器としての・・・」とタイトルを付けた本が多く刊行されていることに、感想を述べてきました。 このタイトルが最初に用いられたのは、「武器としての笑い 」 飯沢 匡(岩波新書)です。(調べた範囲で) この本は、社会体制や権力と戦う手段として、”笑い”…

レオナルド・ダ・ヴィンチ 

ウォルター・アイザックス 著 土方奈美 訳 「レオナルド・ダ・ヴィンチ(上)、(下)」 文藝春秋 を読んだ。 レオナルド・ダ・ヴィンチは、多才だけれど、完成した絵画作品が少なく機械装置もアイディア倒れで動かない。人は天才と呼ぶけど、本当にそうなの・・…

武器としての・・・(4)

1週間、間隔が空いてしまったけれど、続けます。 なぜ、「武器としての・・・」本がこれだけ増えたのか? その前に、なぜ私がこの現象を調べる気になったのか述べます。 まず、気になったのは「武器」と「としての」の二つの言葉が並ぶことの 居心地の悪さ。…

武器としての・・・(3)

確認した中で、最も古い「武器としての・・・」本は、 飯沢匡 著「武器としての笑い」(岩波新書、1977年) そう言えば、学生の頃、書店で見かけたような気もします。 社会体制や仕組みがもたらす不条理に対して、「笑い」を 庶民の武器として立ち向かおう、…

「武器としての・・・」(2)

Amazonで、「武器としての・・・」本を調査してみた。 結果は以下の通り。傾向をみることが目的の概要調査なので、 抜け漏れがあるかもしれません。 今回は、結果(データ)まで。まとめや考察は次回以降に。 調査日:2023年8月25日 抽出件数:60冊 (副題に記…

「武器としての・・・」(1)

ここ数年、本屋さんを「武器としての〇〇〇」としたタイトルの本が目に付くようになってきた。「武器としての××思考力」、「武器としての決断思考」、「武器としてのITスキル」などなど Amazonで検索してみたところ、「武器としての・・・」あるいは「武器に…

世界が広がる英文読解(7)

田中健一著「世界が広がる英文読解」(岩波ジュニア新書) 読了。 中高生向けの新書だが、会話よりも読む力を重要視する考えに共感。 英文法を中心に、英文を読む基礎を学ぶことができた。 主語と述語を見つけようと意識するだけで、理解が進む。 さらに、掲載…

世界が広がる英文読解(6)

英文を読解するために前提となるのが、当たり前だが「単語」を覚えること。 本書では、単語は繰り返し覚える、覚えるまでやるのみと記載されていて、 ここは、早々にあきらめます。これから受験する訳でもなく、年齢的にも記憶力の 減退を自覚しているので。…

世界が広がる英文読解(5)

英文読解の基礎として、英文の構造を分析編を一通り読み終えた。分の構造を知る ことの大切さは理解できたが、まだピンと来ていないモヤモヤが相当残る。 ・・・そもそも、入門のまた入門書だけで、分かろうとするのが間違いだが。 5文型を始め文法は、理解する…

世界が広がる英文読解(4)

主語と述語を見つけたら、次は読んでいる文章がどの文型なのか見つけること。 5文型とは? 1.S+V 2.S+V+C 3.S+V+O 4.S+V+O1+O2 5.S+V+O+C 中学高校でも5文型は習ったけれど、何のためにこんな分類するのか? 全く理解できていなかったけれど、英…

世界が広がる英文読解(3)

英文読解の第1歩は、文の主語と述語(動詞)を素早く、正しく把握すること。 このことを意識しながら、MOMOを読み始めました。 原書はドイツ語ですが、英訳したものを日本語訳を参照しながら(先に読んでから) 読んでいきます。

世界が広がる英文読解(2)

コラム③、④に、英文法の効果的学習法として、「復文」の作成が取り上げられている。 これは、サンプルの英文を日本語に訳し、今度は日本語を見て英文を復元する勉強法で、日本語と英語の違いを明確に意識することができる有益な方法として紹介されている。 …

世界が広がる英文読解(1)

田中健一 「世界が広がる英文解釈」(岩波ジュニア新書) なぜ、この本で英語読解の勉強をしようと考えたか? 理由はプロローグに、 「英文と翻訳文を読み比べていくのも立派な勉強法」とあったから。 今までは、分からない単語も調べ、全部自分で訳文を作らな…

最初の一歩

日々の忘備録として続けたいと思い立ち、今日からブログ始めます。 長年、英語の小説を読破したいと思いながら挫折を繰り返してきましたが、 田中健一「世界が広がる英文読解」(岩波ジュニア新書)で再チャレンジ! 最終目標は、Kazuo Ishiguro "The Remain…