2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

武器としての・・・(完)

「武器としての・・・」とタイトルを付けた本が多く刊行されていることに、感想を述べてきました。 このタイトルが最初に用いられたのは、「武器としての笑い 」 飯沢 匡(岩波新書)です。(調べた範囲で) この本は、社会体制や権力と戦う手段として、”笑い”…

レオナルド・ダ・ヴィンチ 

ウォルター・アイザックス 著 土方奈美 訳 「レオナルド・ダ・ヴィンチ(上)、(下)」 文藝春秋 を読んだ。 レオナルド・ダ・ヴィンチは、多才だけれど、完成した絵画作品が少なく機械装置もアイディア倒れで動かない。人は天才と呼ぶけど、本当にそうなの・・…

武器としての・・・(4)

1週間、間隔が空いてしまったけれど、続けます。 なぜ、「武器としての・・・」本がこれだけ増えたのか? その前に、なぜ私がこの現象を調べる気になったのか述べます。 まず、気になったのは「武器」と「としての」の二つの言葉が並ぶことの 居心地の悪さ。…